SEAnews 2008-02-11 ArtNo.40579

【チェンナイ】タミールナド州Chennaiを拠点に同州Tuticorin／Ennore両港の船舶停泊施設を経営し、チェンナイ港に鉄鉱石荷役ターミナルも建設中のSical Logistics Ltd(SLL)は、民営化が予定される他の港湾の停泊施設経営の機会も探っている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月6日伝えたところによると、SLLのSudhir Ragnekar重役(MD兼ｸﾞﾙｰﾌﾟCEO)は同紙に以上の消息を語った。国営Shipping Corporation of India(SCI)会長兼MDも務めたRagnekar氏によると、SLLがビジネスを拡張するには、独自の港湾を保持する必要がある。港湾は他社と合弁で開発する計画で様々なロケーションを検討するとともに、主要な国際港と合弁契約を既に結んでいる。港湾はおそらく特別経済区(SEZ)とセットになったものになる。SLLは港湾民営化計画を注視するとともに、とりわけアンドラプラデシュ州Visakhapatnam／カルナタカ州Mangalore／Goaに船舶停泊施設を建設・経営する機会探っている。オリッサ州Paradipの鉄鉱石ターミナル計画に関しては、予備選考を通過できなかったが、契約獲得会社に出資する可能性を探っていると言う。
SLLの2007年12月までの9ヶ月間の港湾経営収入は249クロー(US$6329万)と、2006－07年通年の261クロー(US$6634万)に拮抗、増勢を辿っている。