【ニューデリー】情報放送省は電気通信監督局(TRAI:Telecom Regulatory Authority of India)の提案を受け入れ、放送業者がIPTV(Internet protocol television)サービスを提供するのを認めた。
インディアン・エクスプレスとエコノミック・タイムズが2月5日伝えたところによると、既存法規の下、放送業者はケーブルもしくはDTH(Direct To Home)のみを通じてTVシグナルを発信することができたが、今後はIPTVプラットフォームを通じてTVシグナルを発信できる。IPTVはTVプログラムをIP(Internet protocol)と高速広帯域ネットワークを通じて配信することを可能にする。ケーブル業者と電話会社は既存法規に基づきIPTVサービスを提供でき、情報放送省の監督を受ける。
『統合アクセスサービス免許(UASL:Unified Access Service Licences)』もしくは『セル式移動電話サービス免許(CMTSL:cellular mobile telephony service licences)』の下トリプルプレイ(音声・映像・データ通信3機能を1回線で提供する)サービスを手がける電話会社や、ライセンス所持者からIPTVの提供を認められた自己資本100クロー(US$2542万)以上のインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)は、自動的にIPTVサービスの提供を認められる。
カリフォルニア拠点の市場調査会社iSuppliによれば、世界のIPTV契約者は2007年の1450万人から2010年までに6300万人に増加する見通しと言う。