【ニューデリー】インド政府は最近の鉄鋼各社による各種鋼材の値上げは不合理なものと見ており2月15日までに同問題を検討に付す方針だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとビジネス・スタンダードが2月5日伝えたところによると、Ram Vilas Paswan鉄鋼相兼化学・肥料相はSteel Authority of India Ltd (SAIL)の創業50周年記念式典の会場でマスコミに以上の消息を語った。鉄鋼各社は今月初インプット・コスト上昇を理由に様々な品目のトン当たり価格を最大2500ルピー引き上げた。Paswan鉄鋼相によると、同相は鉄鋼省傘下の価格監視委員会(price monitoring committee)に対して値上げの妥当性を調査するよう指示した。調査結果は5日以内に明らかになる。鉄鋼省は調査結果が明らかになった後、2月15日以前に公共民間両部門の主要鉄鋼メーカー代表と会合し、値上げの妥当性を検討する。鉄鋼省は鉄鋼メーカーが損失を被るのは望まないが、同時に非合理な値上げも望まない。しかし同相は値上げ撤回を求める可能性には言及を避けた。