2008-02-06 ArtNo.40569
◆Petronet LNG、石川島播磨にUS$2.5億契約発注
【ニューデリー】Petronet LNG Ltd (PLL)はケララ州Kochiに液化天然ガス(LNG)貯蔵用タンク2基を設ける2億5000万米ドルの工事契約を石川島播磨重工業に率いられるコンソーシアムに発注した。
ビジネス・スタンダードが2月6日伝えたところによると、PLLはコーチに年間処理能力250万トンのLNGターミナルを建設する。同キャパシティーは追って500万トンに拡張される。LNGタンク2基の建設契約は石川島播磨チームに指名方式で発注された。
石川島播磨コンソーシアムは、当初、フランス企業SofregazとSN Technigazに率いられる2コンソーシアムとLNGターミナルのEPC(engineering, procurement and construction)契約を競ったが、PLLは当該EPC契約をLNGタンク、埠頭、オフショア/オンショア工事の3部分に分割、タンク部分の契約を石川島播磨チームに与えた。残りの2工事の価格入札も既に募集され、上記3コンソーシアムの間で契約獲得競争が展開されている。コーチLNGターミナルの総コストは9億米ドルと見積もられる。
LNGの供給確保が困難だったことから、プロジェクトはこれまでに既に2年遅延している。PLLはChevronが経営する西オーストラリアのGorgon鉱区から年間250万トンのLNGを輸入する25年契約の詰めを進めており、2,3ヶ月内の調印が目指されている。順調なら2013年から供給が開始される見通しだ。
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