2008-02-06 ArtNo.40568
◆主要石油・ガス会社、ガス供給網にUS$102億投資
【ムンバイ】インドの主要石油・ガス会社は2012会計年度までにガス供給網の整備に4万クロー(US$101.66億)以上を投資する。
インディアン・エクスプレスが2月3日報じたところによると、石油省幹部はこのほど以上の見通しを明らかにした。それによると、ガスの国内需要拡大に応じるため公共部門の主要石油・ガス会社は第11次五カ年計画期間に輸送パイプラインに2万1121クロー(US$53.68億)、液化石油ガス(LNG)ターミナルに9220クロー(US$23.43億)、都市ガス供給網に9000クロー(US$22.87億)を投資する予定だ。
Gas Authority of India Ltd(GAIL)とOil and Natural Gas Corporation(ONGC)の場合、今日の供給不足も配慮するなら、LNG方式とパイプラインを通じた輸入天然ガスが、主要なソースになる見通しだ。
向こう25年間に商用エネルギーの一次需要は4倍に増加、特に天然ガスの貢献度が6倍以上に拡大するものと見られる。
現在国内には、グジャラート州のDahejとHaziraに合計キャパシティー7.5mmtpa(million metric tonnes per annum)のLNGターミナルが稼働している他、マハラシュトラ州Dabholの5mmptaのターミナルが試運転を開始している。この他、ケララ州Kochiに5mmpta、タミールナド州Ennoreに2.5mmptaの設備が、それぞれ計画されている。国内最大のガス流通会社GAILは総延長4600キロ以上のパイプライン網を有する。
業界アナリストは、LNG供給量が2007-08年の9mmpta以下から2012年までに24mmptaに拡大するものと予想している。
GAILの予想では国内のガス消費は複合年間成長率(CAGR)6.6%の成長を遂げており、これは世界平均の2.6%を上回る。インドは世界的に20位、アジア太平洋地域では2位のガス消費国にランクされる。石油省の予測ではガス需要は2007-08年の180mmscmd(million metric standard cubic metres per day)から2011-12年の280mmscmdに拡大する見通しだ。現在ガスはインドのエネルギー・バスケットの9~10%を占めている。
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