SEAnews 2008-02-04 ArtNo.40564

【ニューデリー】革命的小売り戦略を全国規模で積極的に展開するReliance Retail Limited (RRL)は1月30日、2010年までに60億米ドルを投じ300～400店のハイパー・マーケットをオープンする計画を明らかにした。
ザ・ヒンドゥーが2月1日、RRL筋の言として報じたところによると、これまでに10種類近い小売りフォーマットを立ち上げた同社は、地元パートナーと提携した多国籍小売り大手の挑戦に備え、戦線を再構築する時機を迎えている。
RRLは全国の様々な都市にReliance MartとReliance Hyper store40～80店を設ける。2010年までに全国の全ての州に同コンセプトを実現することを目指している。各店舗の面積は10万～30万平方フィートで、1店当たりの投資額は40～70クロー(US$1017万-1779万)と見積もられる。
このほどグジャラート州JamnagarにオープンしたReliance Mart新店舗には、『Reliance Auto Zone』が設けられ、乗用車と自動三輪車の補修サービスも提供する。
一方、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月2日伝えたところによると、西ベンガル州政府のNirupam Sen商工部長は1日、RelianceグループのMukesh Ambani会長と会談後記者会見し、「Big BazaarやSpencerが既に州内で営業している今、Reliance Freshの営業を認めないのは理に適わない」と指摘した。州政権を支える連立与党左翼戦線(LF)の一部メンバーは、小規模小売り店舗が生存できなくなるとしてReliance Freshが州都Kolkataに出店することに反対している。Sen商工部長は、左翼戦線の次期会合で同問題を取り上げ、Reliance Freshにも平等に出店の機会を与えるよう説得する考えを表明した。Relianceグループは西ベンガル州に2000クロー(US$5.08億)を投じ農業ベースの小売りビジネスを展開する計画を明らかにしている。