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2008-02-04 ArtNo.40555
◆鉄鋼各社、トン当たり1500~2500ルピー値上げ
【コルカタ】インドの主要鉄鋼メーカーはインプット・コストの上昇と強い需要を背景に2月1日、様々な品目の価格をトン当たり1500~2500ルピー引き上げた。
インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月1/2日伝えたところによると、Tata Steelは熱間圧延コイル(HRC)をトン当たり2000~2500ルピー、Essar Steelは同2100~2400ルピー、Ispat Industriesは同2000ルピー、Rashtriya Ispat Nigam Ltd (RINL)は同1000~1500ルピー、Steel Authority of India Ltd (Sail)は鋼板と条鋼価格を同1500~2500ルピー、Uttam Galva Steelsは亜鉛メッキ鋼価格を同2000ルピー、それぞれ引き上げた。JSW Steel等も追随するものと見られる。
今回の値上げは今年に入って2度目。2007年10月に各種鋼材をトン当たり400~800ルピー値上げした鉄鋼メーカー各社は1月にもトン当たり1500~2000ルピー値上げしていた。HRCは1月の値上げ後トン当たり2万8000~2万9000ルピーで取引されていたが、今回の値上げで3万ルピーの大台を突破した。
業界筋によると、鉄鉱石スクラップとコークス用炭の価格は過去数ヶ月間に45%と165%上昇した。このため鉄鋼メーカーは、こうしたコスト上昇を顧客に転嫁せざるを得ない状況にあった。加えて鋼材需要が急増したため、値上がりに拍車がかかったと言う。
国内最大の鉄鉱石生産会社National Mineral Development Corporation Ltdは2007年10月1日、鉄分含有率64%の鉄鉱石のトン当たり価格を1200ルピー前後から約1780ルピーに47%以上引き上げた。スポット市場における鉄鉱石のトン当たり価格は4500~5000ルピーに急騰している。
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