【バンガロール】インドBPO(business process outsourcing)産業の市場規模を5年内に現在の5倍の500億米ドルの大台に乗せることができる。ソフトウェア・サービス会社全国協会(NASSCOM: National Association of Software and Service Companies)とEverest Groupが発表した最新調査報告書は以上のように見通している。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、デカン・ヘラルドが1月30日伝えたところによると、『2012年に向けたロードマップ:BPO産業の拡大する展望とその実現(Roadmap 2012 ? Capitalising on the Expanding BPO Landscape)』と題する報告書は、BPO産業自体の成長のモーメンタムだけからしても市場規模は現在の110億米ドルから2012年には300億米ドルに達する見通しだが、業界と政府及びその他の関係方面が手を携え教育やインフラ面のネックを除去するなら500億米ドルの大台に乗せることは可能としている。そうなればBPO産業は、直接に約200万人、間接に800万人に就業機会を提供、国内総生産(GDP)の2.5%に貢献することになる。
報告書はまたBPO業界/政府/その他の関係方面が共同で実行すべき8つの行動計画を提起しており、これらにはコスト優位の維持、BPOハブの創設、BPO教育モジュールの開発が含まれる。