2008-02-01 ArtNo.40546
◆Nissan Copper、タスマニア銅鉱山の開発準備
【ムンバイ】マハラシュトラ州Mumbaiを拠点に銅管の製造を手がけるNissan Copper Ltd(NCL)は、オーストラリア南部Tasmania州における銅鉱山の開発を中心とした事業の後方統合化を検討しており、800クロー(US$2.03億)を投じる計画だ。
ビジネス・スタンダードが1月29日報じたところによると、NCLのRatan Mardia重役(MD)は同紙に以上の計画を語った。それによると、タスマニアで採取した銅精鉱(copper concentrate)は、グジャラート州Silvassaにおける拡張計画に供給する。少なくとも向こう20年の需要を満たせる7万~8万トンの銅精鉱を確保する必要がある。タスマニア州政府に銅鉱山の割当を申請しており、間もなく許可されるものと期待している。許可が下り、銅精鉱の供給が確保されれば、Silvassaに精錬施設を設ける。タスマニアにおける鉱山開発に際しては地元パートナーと合弁を組むことを検討しており、2社と交渉を進めている。
Silvassaプラントは2010年までに稼働させることを目指している。NCLはこれとは別に180クロー(US$4575万)を投じSilvassaに銅管製造施設を増設することも計画している。
プロジェクト・コストの約15%は内部余剰で賄い、残りの85%は来年外貨建て転換社債(FCCB:Foreign Currency Convertible Bond)を発行して調達すると言う。
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