SEAnews 1995-11-24 ArtNo.4053

【クアラルンプル】テレコム・マレーシアBhd(TMB)は過当競争に陥っている移動電話市場に直ちに進出する考えはないが、仮に多くの既存顧客が移動電話にスイッチするなら、顧客ベースを守る意味からも移動電話サービスを提供する必要が有る。
以上の消息を伝えたＴＭＢ筋によれば、1500ＭＨｚと1900ＭＨｚの周波数使用ライセンスを保持する同社は、目下日本で採用されている1500ＭＨｚのＰＤＣ(ﾊﾟｰｿﾅﾙ･ﾃﾞｼﾞﾀﾙ･ｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝｽﾞ)方式のテストを行っている。日本は大量生産による設備コストの引き下げを図っており、またマレーシアを海外市場開拓の試験場とすることを希望している。こうした点からも競争力有る価格設定が可能だが、ＰＤＣは決して唯一の検討対象ではなく、北米における1900ＭＨｚのＣＤＭＡ(ｺｰﾄﾞ･ﾃﾞｨﾋﾞｼﾞｮﾝ･ﾏﾙﾃｨﾌﾟﾙ･ｱｸｾｽ)も選択肢の1つで、後者は近くシンガポールと韓国で採用される見通しと言う。(MBT,BT:11/23)