SEAnews 2008-01-30 ArtNo.40529

【コルカタ】JSW Steel Groupは西ベンガル州に深水港を建設することに強い関心を抱いている。
インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダードが1月25／26日報じたところによると、JSWグループのSajjan Jindal副会長は25日、西ベンガル州のBuddhadeb Bhattacharjee首席大臣と会談後、以上の計画を語った。それによると、中央政府の運輸省が州政府の求めに応じ、深水港開発の入札を募集したものの、応札するものがなく、再度入札を募集することが検討されている。こうした中で首席大臣はJSWグループに建設を要請した。グループは、来月第1週にも、コンサルタント会社に事業化調査を委ねる。深水港の建設には1000～2000クロー(US$2.54億-5.08億)を要する見通しだ。
既にゴアに深水港を開発した経験を有するJSWグループ傘下のJSW Infrastructure and Logistics Ltdは、マハラシュトラ州Ratnagiriとアンドラプラデシュ州Kakinadaにも深水港を建設しており、同社が建設を引き受ける可能性が大きい。
西ベンガル州に最大10万クロー(US$254.16億)を投資することを約束したJSWグループは、鉄鋼、電力、港湾事業に照準を合わせており、当初建設を計画していた1200MW(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)の発電所は、キャパシティーを1800MWに引き上げる。このうち1000MWを鉄鋼プロジェクトに供給、残りは州内や州外で販売する。この他、Descon Ltdと提携し、同州情報技術(IT)部門に進出、またJhargramとおそらくMedinipurにIndustrial Training Institutes(ITI)を創設すると言う。