2008-01-28 ArtNo.40518
◆今後4年間の石油化学産業投資US$381億マーク
【ムンバイ】インドの石油化学産業は上流部門だけで向こう3~4年内に8万~10万クロー(US$203.3億-254.2億)の投資が見込まれ、下流部門には別に5万クロー(US$127.1億)が投資される見通しだ。
インディアン・エクスプレスが1月22日報じたところによると、化学/石油化学省幹部はこのほど同紙に以上の見通しを語った。それによると、これまでに既に上流部門は5万クローの投資約定を得ており、今後一層の増加が望める。
目下のところはOil and Natural Gas Corporation(ONGC)/Reliance Industries Ltd(RIL)/Indian Oil Corporation Ltd (IOC)/Essar等の地元プレーヤーが主役を務めているが、業界筋によると、最近政府が石油化学政策を発表したことから、Exxon Mobil/サウジ基礎産業公社(SABIC:Saudi Basic Industries Corporation)/ELF等のグローバル・プレーヤーの投資も予想される。インドの石油化学産業は2006年以降5年間に年率10%以上の成長を遂げるものと予想されている。下流部門の年間生産量は現在の150億~180億米ドルから5年内に300億~350億米ドル(現在価格)に拡大が見込まれる。
石油省の予想ではインドの石油精製能力は2006年の1億3500万トンから2011年までに2億1000万~2億2500万トンに拡大、石油精製品の輸出も8000万~9000万トンに達する見通しだ。
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