2008-01-25 ArtNo.40516
◆IT4社、12月期四半期に3万3000人を新規雇用
【ニューデリー】インドのトップ5情報技術(IT)輸出業者中の4社、Tata Consultancy Services/Infosys/Wipro/HCL Technologies は2007年12月期四半期に合計3万2800人の専門職を新規雇用、これら4社の雇用総数は1万6800人以上純増した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレスが1月21日伝えたところによると、TCS/Infosys/Wipro3社だけで、カレンダー・イヤー2007年を通じ5万7554人を新規雇用した。しかし人件費の上昇、ルピー高、米国経済の不振が祟り、従業員1人当たりの生産性は下降した。上記3社の今会計年度第3四半期の利益と売上げは20~25%アップしたが、従業員1人当たりの売上げについては、唯一Wiproが前年同期の61万3000ルピーから68万ルピーに改善したにとどまり、TCSのそれは58万5000ルピーから55万8000ルピーに、Infosysのそれは53万5000ルピーから49万9000ルピーに、3社平均では57万9000ルピーから57万5000ルピーに、それぞれ下降した。
従業員1人当たりの純益も3社平均で、13万ルピーから12万3000ルピーに縮小した。
2007年12月末時点の3社の従業員総数は前年同期の21万9108人から27万6662人に増加、中でもTCSのそれが8万3500人から10万8229人に、最大の2万4729人の増加を見た。
Infosys TechnologiesのT.V. Mohandas Pai人事担当主任によると、2007-08年度通年では業界全体で43万人が雇用され、2008-09会計年度のそれは45万~47万人に達する見通しと言う。
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