SEAnews 2008-01-25 ArtNo.40514

【バンガロール】インド最大のCDMA携帯電話サービス会社、Reliance Communications Ltd (RCOM)は、全国をカバーするGSM携帯電話網を構築するため、総額5億～6億米ドルの工事契約を近く中国企業Huawei Technologies Co Ltd(HTCL:華為技術有限公司)に発注するものと見られる。
デカン・ヘラルド、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダード、ザ・ヒンドゥーが1月22／23日伝えたところによると、両社はコメントを控えているが近く公式発表が行われる見通しだ。
最近、政府から14サークルのGSM周波数域を割り当てられたRCOMは2万タウン、60万ヶ村をカバーするIP(Internet protocol)対応次世代GSM網を構築する計画で、HTCLは総合的なテレコム・ソリューションを提供するものと見られる。これは初の全国的なGSM網構築計画で、過去最大規模。RCOMは同プロジェクトの電気工事だけに6000クロー(US$15.25億)を投じる計画だ。
RCOMは2007年12月時点で6100万人の契約者を保持、インドCDMA携帯電話市場の60％近いシェアを握っている。観測筋は、RCOMが既存CDMAネットワーク・インフラをベースに短期間にGSM全国網を立ち上げるものと見ている。