2008-01-25 ArtNo.40510
◆ピアジオ、2009-10年にインド二輪車市場に復帰
【ムンバイ】イタリアの自動車メーカーPiaggioはマハラシュトラ州Baramatiに新工場を設け、2009-10年に二輪車を初出荷、インド二輪車市場に復帰する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが1月23日伝えたところによると、ピアジオのRoberto Colaninno会長は22日記者会見し、以上の計画を語った。それによると、50~150ccの二輪車を製造する計画で、Vespaブランドのスクーターを改めてインド市場に投入する。当初はもっぱら自動変速スクーターに照準を合わせるが、その後モーターサイクル・ビジネスに進出する機会も探る。
リチウム・バッテリーとガソリン双方を燃料にすることができるハイブリッドVespaエンジンも製造する。2008年末に先ず欧州でサーモ・エレクトリック・ハイブリッド・スクーターのマーケッティングを開始。2009年末から2010年初めにかけてインドでもハイブリッド二輪/三輪/四輪車を発売する可能性を検討する。
ピアジオが完全出資するPiaggio Vehicles Pvt Ltd (PVPL)は2007年にインド市場でApeレーンジの貨物/乗用三輪車を15万4000台以上販売した。2007年7月には積載重量800キロのApe四輪トラックも発売した。
PVPLのRavi Chopra会長兼MDによると、グループはインドに6500万ユーロを投じ、Baramatiに新工場を建設する他、2気筒のターボ・ディーゼルおよび1200ccまでのディーゼル・エンジンの開発・改良を手がける。
ピアジオはまたダイハツと提携する。ダイハツはPorterレーンジの軽車両に1300ccのガソリン・エンジンとトランスミッションを供給する。
ピアジオはまたGreaves Cotton Ltdと8年契約を結んだ。同契約の下、後者はBharatⅢ排ガス基準が導入される2010年から、前者に一気筒のディーゼル・エンジンGL 400 BS11とG 435 BS111を納入する。同エンジンはApe三輪車に搭載されると言う。
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