【バンガロール】シャープ・アメリカ研究所(Sharp Labs of America, Inc.)が完全出資するSharp Software Development India (SSDI)は、カルナタカ州Bangaloreに設けたセンターの既存業務を拡張するとともに、研究活動領域の拡大を図る。
ビジネス・スタンダードが1月17日報じたところによると、SSDIのPraveen Kanipakam社長はこのほど以上の計画を明らかにした。それによると、SSDIはシャープ傘下の5つのR&Dセンターの1つで、バンガロールに120人のエンジニアを擁し、製品指向の研究活動と複写機/印刷機/家電製品関連ソフトウェアの開発を主に手がけている。この他、デジタル画像処理/ネットワーキング/クライアント・ソフトウェア/サーバー・アプリケーション/ウィンドウズ・システム・ソフトウェア/彩色技術/デジタル文書管理関連のソフトウェア開発にも携わっている。特に複写機/印刷機/スキャナ/FAX機能を一体化した複合機ソフトウェアの開発を過去7年間にわたり一手に引き受けて来た。他のシャープR&Dセンターは複合機ソフトウェアの開発を手がけていない。
最近は、通信システムや消費者用電子製品領域にまで、カバー範囲を拡大し、既に消費者用電子製品関連の小規模な研究活動に着手している。シャープは視聴覚機器/液晶ディスプレー/その他の消費者用電子製品の世界的メーカーとして知られており、SSDIは、この種の製品のソフトウェア開発を手がけることを目指している。
バンガロール・センターはまた保健医療機器関連ソフトウェアの開発でも主要な役割を担っている。
バンガロール・センターはシャープ本社のR&Dセンターと共同で新製品のデザインを開発している他、地元納入業者の研究開発にも協力している。個々のプロジェクトごとに一部のインド企業とソフトウェアの開発を共同で進めている。
シャープの他のR&Dセンターには、Sharp Labs America/Sharp Labs of Europe/Sharp Technology Corporation in Taiwan/Sharp Electronics in Malaysiaが含まれると言う。