NNNNNNNNNNNNNNNN
SEAnews SEA Research, BLK 758 Yishun Street 72 #09-444 Singapore 760758
India Front Line Report
SEAnews Issue:monthly
tel:65-87221054
NNNNNNNNNNNNNNN
2008-01-21 ArtNo.40487
◆Ispat Industries、複相組織鋼武器に自動車市場開拓
【ニューデリー】自動車の燃費向上に役立つ複相組織鋼(DP鋼:dual-phase grade steel)新製品『DP 600』の生産を開始したIspat Industries Ltd(IIL)は、VolkswagenやAudi等の大手自動車メーカーへの売り込みを図っている。
インディアン・エクスプレスが1月14日伝えたところによると、IILのVirendra Joshi社長(マーケッティング戦略計画&サービス担当)はこのほど同紙に以上の消息を語った。それによると、全ての自動車コンポーネントにDP鋼を用いることにより、車両の重量を約20%軽くできるだけでなく、安全性も高められる。DP鋼板は薄くて軽量なことから、鋼の使用量そのものも減少し、マージンの向上も見込める。
IILはインド国内の全ての自動車メーカーにDP600を納入する計画だが、当面は工場施設を新たに設ける外資系自動車メーカーに照準を合わせる。外資系自動車メーカーは海外で既にDP鋼を使用している。
IILはマハラシュトラ州Dolviに設けた工場でDP 600を生産しており、年産量は目下の所約300トンで、15%を輸出している。しかし必要なら約300万トンまで拡大できる。
IILは自動車業界の他、白もの家電や石油/ガス・パイプライン業界への売り込みも計画している。
業界観測筋によると、Tata SteelやEssar SteelもDP鋼の製造を計画しているが、IILはパイオニアとしての優位を享受できると言う。
一方、エコノミック・タイムズが17日報じたところによると、IILはTata Steel以外では、今年後半に発売される10万ルピー・カー『Nano』に最初にスチールを納入する鉄鋼メーカーになる可能性がある。IILは目下、Tata Motorsに熱間圧延コイル(HRC)の売り込みを図っている。
IILのVinod Garg重役(マーケッティング担当ED)によると、同社はTata Motorsがマハラシュトラ州Puneに設けた工場が必要とするHRCのほぼ80%を既に供給している。Nanoプロジェクトへの納入が決まれば、Tata Motorsに対する最大の鋼材納入業者になる。NanoのHRC消費量は、他の小型車の2分の1で、1台当たり200キロに過ぎないが、年産量が25万台なら、IILのTata Motorsへの鋼材納入量は2倍に拡大すると言う。
[Your Comments / Unsubscribe]/[您的意见/退订]/[ご意見/配信停止]
Please do not directly reply to the e-mail address which is used for delivering the newsletter.
请别用递送新闻的邮件地址而直接回信。
メールをお届けした送信専用アドレスには返信しないで下さい。
SEAnews 掲載記事の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
Copyright 2003 SEAnews® All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.