2008-01-21 ArtNo.40486
◆Vedanta、オリッサ州に1千万トン鉄鋼プラント計画
【ニューデリー】非鉄金属大手Vedanta Resources plc(VRP)はオリッサ州に年産1000万トンの総合的鉄鋼プラントを建設、鉄鋼ビジネスに進出する。
ザ・ヒンドゥーが17日報じたところによると、VRPのAnil Agarwal会長は16日、記者会見し、プロジェクトは対等出資の合弁事業として進めると語った。グループは今年また5万クロー(US$127.08億)を投じ鉱山および金属製造ビジネスを拡張すると言う。
一方、エコノミック・タイムズとビジネス・スタンダードが1月15/16日、VRP筋の言として報じたところによると、VRPは2万4000クロー(US$61億)を投じてオリッサ州Keonjhar県に2012-13年までの稼働を目処に年産500万トンの総合的鉄鋼プラントを建設する。VRPは親会社Volcan Investmentsと合弁で新会社Sterlite Iron and Steel Company(SISC)を設立し、同プロジェクトを進める計画で、別に適当なパートナーを物色している。熱間圧延/冷間圧延コイルや条鋼の製造を手がける総合鉄鋼プラントを建設する他、鉄鉱山も開発、7000人以上に新規就業機会を提供する。年産500万トンの鉄鋼プラントの需要を賄うには、5億トンの鉄鉱石が必要とされ、グループは近く鉱業リース権の取得を申請する。M N Dastur and Companyが事業化調査を引き受けている。
他方、VRPはオリッサ州Lanjigarhに3500クロー(US$8.90億)を投じて設けたアルミナ製造施設の試運転を開始した。VRPのC V Krishnan主任(Head Business Development)は「我々は来年インド最大のアルミニウム生産者になる」と抱負を語ったが、原料のボーキサイトを供給するリンケージをまだ確立していないようだ。(SEAnews:2004-10-18/ 2004-08-27号参照)
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