【ムンバイ】インド特殊化学産業(specialty chemicals industry)の売上は、力強い内需とアウトソーシング需要に支えられ、年率15%の成長が見込まれている。
エコノミック・タイムズが1月14日、国際会計会社Ernst & Youngとインド商工会議所連盟(FICCI:Federation of Indian Chambers of Commerce and Industry)の共同報告書を引用し伝えたところによると、特殊化学品は塗料、ニス、接着剤、染料、芳香剤、原末(bulk drug)等、幅広い製品の製造に用いられ、2006年の国内化学産業売上400億米ドルの24%を占めた。
低コストと豊富な技術労働者の存在を強みとするインド特殊化学産業は、海外からのアウトソーシング需要が見込め、世界平均の2倍の成長が予想される。特殊化学品の輸出額も2007年の40億米ドルから2013年には130億米ドルに達する見通しと言う。