【ニューデリー】ライセンス制の段階的廃止と外国企業に対する規制緩和に伴いインドに流入する外国直接投資(FDI)は2003-04年の22億米ドルから2006-07年の157億米ドルに、6倍以上に増加、国内投資額全体に占めるFDIのシェアも2003-04年の2.55%から2006-07年の6.42%に2倍以上に拡大した。
インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、デカン・ヘラルドが1月8日、産業政策振興局(DIPP:Department of Industrial Policy and Promotion)の統計を引用し伝えたところによると、こうした中で2007-08年には300億米ドルのFDI誘致が目指されたが、年初5ヶ月(2007/4-8)の流入額は64億4000万米ドルにとどまり、最大投資国はモーリシャスとなっている。
国内総生産(GDP)に占めるFDIの比率は2003-04年の0.77%から2006-07年の2.31%に拡大した。
安全/保安/環境面の配慮から依然ライセンス制が適応されているのは、蒸留・醸造/葉巻・煙草・煙草代用品/航空電子・国防機器/工業用爆発物等、数業種に減少した。
世界銀行の『Doing Business 2008』におけるインドの順位も2006年の138位から2008年の120位に向上した。
特許申請件数は2003-04年の1万3000件以下から2006-07年の約2万9000件に、特許認可件数は2005年の1911件から2007年の7539件に、それぞれ増加した。
工業部門のGDPに占めるシェア(実質価格)は2003-04年の25.6%から2006年の26.6%に拡大した。工業部門の成長率は2003-04年の7.4%から2006-07年の10.9%に、製造業の成長率は同6.6%から12.3%に、それぞれ加速した。資本財部門の成長率も2004-05年の13.9%から2005-06年の15.8%、そして2006-07年の18.2%に加速した。このことは同期間に設備能力の大幅な拡張がなされたことを物語っていると言う。