SEAnews 2008-01-09 ArtNo.40450

【ブーバネスワル】Steel Authority of India Limited(SAIL)は4日、RamVilash Paswan鉄鋼化学肥料相の立ち会いの下、オリッサ州Rourkelaに設けたRourkela Steel Plant (RSP)の近代化および拡張計画の起工式を催した。
インディアン・エクスプレスとエコノミック・タイムズが4日報じたところによると、同拡張計画の投資額は1万クロー(US$25.42億)で、これによりRSPの年産能力は現在の200万トンから400万トンに拡大する。
RSPの2007年4－12月期の各品目の生産量は、焼結物257万トン、溶銑164万トン、粗鋼154万トン、販売可能な鉄鋼製品151万トンと、何れも過去最高をマークした。上記品目の設備稼働率も、順に111％、113％、107％、120％に達した。年初9ヶ月の出荷量は147万トンと、やはり同期ものとしては過去最高だった。
Paswan鉄鋼相によると、やはりオリッサ州に年産1200万トンの鉄鋼プラントの建設を計画する韓国のPoscoとSAILは、技術協力覚え書きを取り交わした。
SAILがNilachal Ispat Nigam Ltd(NINL)を合併する可能性に関して同相は、「オリッサ州政府の認可を必要とするが、SAILとしては問題ない」と語った。SAILはRSPの拡張に伴いより多くの鉄鉱石を必要とするため、同相は、オリッサ州のNaveen Patnaik首席大臣に、ペンディングされている鉱業リース権の更新を求める意向と言う。