【バンガロール】企業調査世界最大手Dun & Bradstreet Corporation (D&B)が実施したインドIT中小企業調査『Emerging IT SMEs of India 2007』は、今後2年間に同部門が過去2年間の45%を大きく上回る65%の成長を遂げると見ている。
デカン・ヘラルドとヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月21/22日報じたところによると、同調査は2007年3月時点で年間収益10クロー(US$240万)未満の244社(国内437都市)を対象にしており、調査対象企業の所在地はカルナタカ州Bangaloreが最多の18%、次いでマハラシュトラ州Mumbaiが17.6%。また、売上高が1クロー(US$24万)~5クロー(US$120万)の企業が50%近くを占めた。海外進出を果たした企業は28%を占め、輸出を行っている企業は35%と、国境を越えて利益を求める傾向も窺える。
D&B IndiaのKaushal Sampat最高執行責任者(COO)は「力強い成長が予想されるものの、IT中小企業、特に第2級都市(tier II city)と第3級都市(tier-III city)の企業は熟練技術者の深刻な不足に直面しており、いくつかの難題も抱えている」と語る。
このほか、32%の企業がITサービスとソフトウェア開発の双方に従事、53%の企業が資金調達に腐心している。