2007-12-24 ArtNo.40441
◆米Boeing、軍用機サブシステム調達でHALとMoU締結
【ニューデリー】米Boeingは12月20日、戦闘機およびヘリコプターなどのサブシステム調達でインド国営Hindustan Aeronautics Limited (HAL)と ケ解事項の覚書(MoU)を交わした。
インディアン・エクスプレスとザ・ヒンドゥーが12月21/22日報じたところによると、Boeingの調達総額は10年間で10億米ドルを超える規模になる。MoUはHALのAshok Baweja会長とBoeing Integrated Defence SystemsのJim Albaugh社長兼CEOが調印した。
Baweja会長は「これは協力の新たな道と分野を開く意義深い一歩。HALとインド工業界はこの長期事業協定で技術を高めることができ、Boeingは信頼できる製品供給源が得られる」と語った。
HALはBoeingの戦闘機F/A-18 Super HornetやCH-47F Chinookヘリコプター、多目的海軍機P-8Aなどのサブシステムを製造する。同会長によると、2000万米ドル相当の最初の仕事が間もなくHALに依頼される。
インド空軍(IAF)は多用途戦闘航空機(MRCA)126機の調達を計画しており、Boeingを含む6社の戦闘機が候補に上がっている。購入総額は4万2000クロー(US$101億4073万)と巨額だ。Boeingは今回のHALとの契約をMRCA受注に際しての相殺勘定に含めるよう求めている。
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