【ニューデリー】ヤクルト本社とGroup Danone of Franceの50:50の対等出資合弁会社Yakult Danone India Pvt Ltd(YDIPL)は、そのグローバル・ポートフォリオの中から益生菌飲料(probiotic drink)ヤクルトをインド市場に投入した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとビジネス・スタンダードが12月20日伝えたところによると、YDIPLはウェルネス・ブームに乗じ1年内にハリヤナ州Rai工場で製造したヤクルトを最低1日10万本販売することを目指している。合弁会社はインドで発酵乳の販売も手掛けている。YDIPLの大池清重役(MD)によると、136クロー(US$3420万)を投じてRai工場を設けた同社は、3~4年内に100クロー(US$2514万)を追加投資し、市場プレゼンスの拡大を図る。当面、製品はデリーと首都圏(National Capital Region)で販売、その後徐々に他の主要都市に販路を拡大する。世界的に益生菌食品市場は成熟期に達しているが、インドはまだ揺籃期にある。YDIPLは4年内に年商を100クローに乗せ、黒字達成を目指す。YDIPLはビロー・ザ・ライン広告や、通常の小売店舗における販売の他、ヤクルト・レディーを通じた訪問販売を通じて顧客ベースの拡大を図ると言う。