2007-12-24 ArtNo.40434
◆Reliance Brands、商標権買収梃子に成長加速
【ムンバイ】Reliance Retail Limited(RRL)子会社のReliance Brands Pvt Ltd(RBPL)はインドのブランド既製服市場におけるプレゼンスを築くため、商標提携(brand partnership)に照準を合わせ、商標ポートフォリオを形成する計画だ。
ビジネス・スタンダードが12月20日伝えたところによると、RBPLは既存商標(existing brands)やブランド・ファッション(designer label)権益買収を通じ非有機的成長を遂げる戦略を採用している。Mukesh Ambani氏に率いられるRRLは、ブランド既製服ビジネスを経営するため、最近別会社RBPLを設立した。
RBPLのDarshan Mehta会長兼MDによると、RBPLは国際ブランドの優先パートナーを務めると同時に、国内ブランドの支配権益や非支配権益を買収する非有機的成長を目指している。インド既製服市場には優れたコンセプトに支えられた企業家ブランドやデザイナー・ラベルが存在し、この種のブランドやラベルをより大きな規模でマーケッティングし管理するなら全国的プレゼンスを築くことができる。
RBPLは、国際ブランドを立ち上げることが可能なカテゴリーとして、プレミアム・デニム/コンテンポラリー・ブランド/女性用品ラベル/ランジェリーをリストアップした。
RBPLはまたイタリアのファッション・ハウス、Miss Sixty Group(MSG)と合弁会社を設立した。MSGが支配権益を握る同合弁会社は、Miss Sixty/Energie/Killah/Murphy & Nye等のブランドのインド国内における小売を手掛ける。
Miss SixtyのMaurizio Perich取締役によると、ファッション製品のみならずオーセンティック・ウェア(authentic wear:セール/ゴルフ/バイキング等の活動にマッチした衣料)を提供して行く。インド既製服市場も日本同様ファッションからオーセンティック・ウェアにシフトするものと見られる。
RBPLは追ってデリーとムンバイにオーセンティック・ウェア・ブランド・ストア『Murphy & Nye』各1店をオープンする他、向こう3年間にトップ10シティーにデニム・ブランド店とMiss Sixty専門店40~50店をオープンすると言う。
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