SEAnews 2007-12-21 ArtNo.40431

【ニューデリー】肥料局(DOF:department of fertiliser)は大蔵省に対し、第11次五カ年計画期間に倒産した肥料会社2社Hindustan fertiliser corporation(HFC)とFertiliser Corporation of India(FCI)の再建に5000クロー(US$12.07億)を補助するよう求めた。
インディアン・エクスプレスが12月17日報じたところによると、DOFオフィシャルはこのほど同紙に以上消息を語った。それによると、大蔵省は2ヶ月以内に最終方針を明らかにする見通しで、政府の出資もしくは、無利子ローンの形で補助される。
両社の再建案が大蔵省の承認を得れば、HFC／FCI両社は公募を通じて別途約1400クロー(US$3.52億)を調達する。
HFC／FCI両社の7工場が再建されるなら、5000万トンの尿素製造能力が追加され、高価な輸入品への依存を軽減できる。
DOFは大蔵省の指示に従い、ガス供給の可否も配慮し、西ベンガル州Durgapur／オリッサ州Talchar／ビハール州Barauni／アンドラプラデシュ州Ramagundamの各工場の再建可能性を検討した。
Rashtriya Chemicals and Fertilizers (RCF)はDurgapur／Talcher両工場の再建に関心を表明、National Fertilizers Ltd (NFL)とKrishak Bharti Cooperative (Kribhco)は、Barauni／Ramagundam／Gorakhpur3工場を買収する意向を表明している。RCFは両工場を実地視察し、KG海盆の天然ガス供給やパイプラインの準備が整う時期も配慮、検討を行っている。RCFはTalcherには石炭ベースの化学プラントを設けることを検討していると言う。