SEAnews 2007-12-19 ArtNo.40410

【ドゥバイ】Reliance Industries Ltd(RIL)は向こう10年間に中東における石油化学プロジェクトに240億米ドルを投じる計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとエコノミック・タイムズが12月13日報じたところによると、RILのMukesh Ambani会長兼MDはこのほどドゥバイで催された石油化学会議の席上、以上の計画を語った。現地のGulf Newsが伝えたところによると、RILは今後10年間に1件当たり40億～60億米ドルを投じ、中東に複数の石油化学プラントを建設する。RILはアジア、取り分け中国とインドにおける急増する石油化学需要に応じることを目指している。インドに限っても石油化学需要はこの先10年間に4倍に拡大するものと見られ、中東に50億米ドル規模の石油化学施設を設けるのは、RILにとって最良の策と言える。ドゥバイは中東及びその他の地域における将来のRILの投資の窓口を務める。このためRILは同社国際ビジネスの中枢を務めるドゥバイの人員を今後一層拡大する。
RILは、今後10年間はビジネスの有機的拡張に力を集中、その後企業買収に本腰を入れる方針と言う。