【ムンバイ】今年11月のモーターサイクル販売台数は54万553台と、昨年同月に比べ2%の落ち込みを見たものの、今会計年度に入って以来最も小幅な下降にとどまった。
ビジネス・スタンダードが12月12日、インド自動車製造業者協会(SIAM:Society of Indian Automobile Manufacturers)の発表を引用し、報じたところによると、世界第2のモーターサイクル市場の46%のシェアを握るHero Honda Motors Ltd(HHML)の11月のバイク販売台数は昨年同月比3.5%増の28万8000台、インド第2のバイク・メーカーBajaj Auto Ltd(BAL)のそれは同9%減の17万4939台、ナンバー・スリーのTVS Motor Coのそれは同22.5%減の4万8345台だった。
エンジン・キャパシティー125~250cc製品の11月の販売台数は昨年同月の11万9480台から15万5780台に増加した。こうした中でHHMLは150cc新モデルHulkの好調な売上げを達成した。
TVS MotorsのScootyモデルの販売台数は、競合する他社の新モデルが存在せぬこともあって今年初以来プラス成長を何とか維持している。アナリストらは大部分の二輪車メーカーが今年は売上げ目標を実現できないものと見ている。