2007-12-17 ArtNo.40400
◆Vedanta、50万トン・アルミ精錬所の操業を近く開始
【ブーバネスワル】ロンドン上場Vedanta Resources plcのアルミニウム事業会社Vedanta Alumina Ltdは、8400クロー(US$20億2814万)を投じてオリッサ州Jharsuguda県Bhurkhamundaに建設している処理能力50万トンのアルミニウム精錬所の操業を今年度末までに開始する。
インディアン・エクスプレスが12月12日伝えたところによると、同社のA. K. Samal副社長(commercial & project担当)は「2008年2月までに第1期の施設が完成する。3月までに操業を開始したい」と語った。精錬所の自家用発電所(675MW)も来年、稼動する。
これとは別に、Vedanta Resourcesは同精錬所に近いBrundamalに8000クロー(US$19億3157万)と投じて2400MWの石炭火力発電所を建設するプロジェクトも進めている。
Samal氏によると、同精錬所の敷地はグジャラート州Jamnagar県のReliance Industries Ltdの精錬所に次ぐ国内第2の広さで、電解槽建屋の長さは国内最長、自家用発電所の煙突(270m)は州内で最も高い。
他方、Vedanta Aluminiumはオリッサ州Kalahandi県Lanjigarhのアルミナ工場(処理能力100万トン)の試験操業をすでに開始している。P. K. Panda同社副社長(mines担当)は「(最高裁の裁定に従い)オリッサ採鉱公社Orissa Mining Corp (OMC)とグループ会社Sterlite Industries (India) LtdがNiyamgiri丘陵の採掘で合弁事業体をつくりボーキサイトを調達する。この新たな取り決めに問題はないだろう」と語る。順調にいけば、同社は6カ月以内に本格操業に入るとみられる。
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