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2007-12-07 ArtNo.40384
◆Bスクール、就職シーズン迎え各誌格付けに焦慮
【コルカタ】国内に1500校を超えるBスクールが存在するインドでは、何れの学校を選択するかの判断の基準にBスクール・ランキングが利用される。この種のランキングは通常、就職シーズンがスタートする直前の9月に発表されるが、格付けの基準が曖昧なことで最も悩まされているのはBスクール自体と見られる。
ビジネス・スタンダードが12月5日報じたところによると、国内には主なものだけで少なくとも7種類のランキングが出回っており、高い格付けを得たBスクールは、当然ながら信頼度を高め、企業からの求人も増加する。しかしながら学部職員、Bスクール経営者、そしてBスクール学生のランキングに対する評価は異なる。
多くの雑誌によりトップ40にランクされているArmy Institute of Management Kolkata (AIMK)の教員Soma Sur氏によると、ランキングは求人、求職の手段として利用されているだけでなく、Bスクール選択の基準にもされている。しかしTata Consultancy Services等、少なからぬ企業は、何れのBスクールから雇用すべきか独自の調査を行っている。例えば某Bスクールが昨年の40位から今年は15位にランクを上げたとすれば、一体この一年間に何が生じたのか、読者は迷わざるを得ない。
インド外国貿易学院(IIFT:Indian Institute of Foreign Trade)のK T Chacko部長は、「Bスクール・ランキングは新参のBスクールにとっては重要かも知れないが、既に企業界に知名度を有するBスクールにとっては、さして意味がない」と語る。IIFT Delhiは多くの雑誌によりトップ15にランクされている。
Chacko氏によると、企業にとって問題は学生の能力と学力であり、学生にとって問題は費やした学費を如何に早く回収できるかである。そんなことからIIFTは一時この種のポールへの参加を見合わせたが、多くの学生が依然としてランキングを利用していることから、再度参加を決めたと言う。
1500を超えるBスクールが存在することから、調査会社が全ての関係情報を収集・分析するのは困難で、結果として格付けの過程で誤った情報が混入する余地が大きい。とは言えBスクール側から調査のパラメータを改善する努力が払われるものと見られると言う。
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