【コルカタ】国営製鉄会社Steel Authority of India Ltd (SAIL)は2004年7月に発表した『事業計画2012』の投資規模を大幅に増額した。
ビジネス・スタンダードが12月3日、SAILのS. K. Roongta会長の話として伝えたところによると、事業計画は当初、銑鉄生産能力を1300万トンから2000万トンに拡大するため2万5000クロー(US$60億3615万)の投資を行うとしていたが、5万3000クロー(US$127億9664万)に増額し能力を2600万トンに拡大する。
事業計画には生産能力拡大のほか技術改善と施設の修繕増強が含まれ、この方面に1万5000クロー(US$36億2169万)を投資する。
投資資金は1対1の比率で借入と株式により調達するが、同会長は詳細は現段階では話せないとしている。
同社はオーストラリア、カナダ、ロシア、モザンビークで炭鉱開発を行うため国営企業5社と特定目的事業体(SPV)を設立しているが、同社独自で炭鉱開発を行う可能性もあると言う。