SEAnews 2007-12-03 ArtNo.40358

【ニューデリー】Hindustan Petroleum Corporation Ltd(HPCL)は25億米ドル以上を投じアンドラプラデシュ州Visakhapatnam(Vizag)製油所の年間原油精製能力を1600万トンに引き上げる。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとインディアン・エクスプレスが11月28日伝えたところによると、Dinsha Patel石油天然ガス担当国務相は27日の国会上院における文書による答弁の中で以上の報告を行った。それによると、Vizag製油所の年間キャパシティーは2012年の第11次五カ年計画期間末までにデボトルネッキングを通じて現在の750万トンから1000万トンに引き上げられ、2017年の第12次五カ年計画期間末までにさらに1600万トンに拡張される。
同相が別の答弁の中で明らかにしたところによれば、石油製品小売事業を手掛ける国営石油会社Indian Oil Corporation (IOC)／Bharat Petroleum Corporation Ltd(BPCL)／HPCLは、ガソリン／ディーゼル油／家庭向け液化石油ガス(LPG)／公衆流通システム(PDS:public distribution system)下の灯油(PDS kerosene)を原価を下回る価格で販売したため、今会計年度上半期に2万6363クロー(US$66.29億)の損失を被った。同損失額の内訳はガソリン2638クロー(US$6.63億)、ディーゼル油9919クロー(US$24.94億)、PDS灯油8206クロー(US$20.63億)、家庭向けLPG5608クロー(US$14.10億)。これらの石油会社は回収不能(under-recoveries)額の42.7％に相当する社債を発行するとともに、収益損失(revenue loss)の3分の1をOil & Natural Gas Corporation(ONGC)等の上流部門石油会社に転嫁する。
またインド国内の石油小売会社は2007－08年度に新たに3215店のガソリンスタンドを設置する計画と言う。