2007-12-03 ArtNo.40356
◆タミールナド州、4100MW新規発電プロジェクト準備
【チェンナイ】総容量4100MW(メガワット)の発電プロジェクトがタミールナド州で計画されている。North Chennai、Mettur、Kunthaに各500MW、Tuticorinに1000MWの発電所が設けられる他、タミールナド州電力局(TNEB)とBharat Heavy Electricals Ltdが合弁で1600MWの発電所の建設を計画している。
インディアン・エクスプレスが11月27日報じたところによると、タミールナド州のArcot N. Veerasamy電力部長はこのほど催された業界リーダーとの電力事情に関する会議の席上、以上の消息を明らかにした。それによると、タミールナド州の発電容量は経済発展に歩調を合わせて増強されて来なかった。過去10年間、電力需要は毎年400MWのペースで増大したが、この間に追加された容量はわずか531MWにとどまった。この数カ月だけで電力需要は600~700MW増大、その一方で中央備蓄電力(central pool power)に1000MWの不足が生じ、風力発電も1500MW落ち込んだ。こうした要因が現在の電力不足をもたらした。
新規の発電プロジェクトが稼動を始めるには少なくとも3年を要するため、州電力当局は当面の電力不足に対処する方策を州経済界に求めている。また同州は余剰電力300MWの供給交渉を東部諸州と行う一方、中央政府に500MWの追加割当を要請したと言う。
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