2007-12-03 ArtNo.40352
◆三井物産、Indian Steel Corp持ち分を20%に拡大
【ムンバイ】三井物産は、Ruchiグループがプロモーターを務めるIndian Steel Corporation Ltd(ISCL)の10%権益を65クロー(US$1634万)で買い足し、持ち分を20%に引き上げた。
ビジネス・スタンダードが11月28日報じたところによると、ISCLは950クロー(US$2.39億)を投じ、2009年第3四半期までに年間製造能力を3倍の60万トンに拡張する。60万トンの内訳は冷間圧延鋼40万トンと着色鋼材を含む亜鉛鍍金製品20万トン。拡張計画の負債/自己資本比率は1:2で、三井物産への株式売却で得た資金も同拡張費用に充当する。
三井物産は2005年11月にグジャラート州Kandlaに新鉄鋼プラントを設ける計画に15クロー(US$377万)出資、ISCLの10%の持ち分を手に入れた。ISCLは、ブームを呼ぶ建設/自動車業界に鋼材を供給することを目的に設けられたもので、三井物産にとってはインドにおける製鋼事業への初の出資だった。今回の株式買い増しで三井物産のISCLに対する合計投資額は80クロー(US$2012万)になった。
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