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2007-11-23 ArtNo.40315
◆Adani Logistics、マルチスズキ乗用車のコンテナ列車輸送開始
【ニューデリー】ハリヤナ州Gurgaon近郊の内陸コンテナ・デポとグジャラート州のMundra港を結ぶコンテナ列車サービスを手掛けるAdani Logistics Ltd(ALL)は、Maruti Suzuki India Ltd(MSIL)のGurgaon工場からの乗用車の輸送を開始した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月20日伝えたところによると、Mundra港に到着した乗用車は、Shreyas Shipping Corporation(SSC)が提供する沿岸海上輸送サービスを通じてさらにケララ州Kochiに運ばれる。これによりインド南北を結ぶ輸送体系が道路輸送から列車と沿岸海運のコンビネーションに重心をシフトする端緒になるかも知れない。
ALLのYogendra Sharma社長によると、同社は10日ほど前にグルガオンから30キロのPatli内陸コンテナ・デポとムンドゥラ港を結ぶコンテナ列車の運行を開始した。列車(rake:1レイク=一般に貨車40両)は最初の運行で乗用車90台を輸送。2回目は100台、3回目は130台を輸送する予定だ。これらの列車は帰路には植物油/塩/香辛料等の家庭用品を輸送する。
ALLは内陸コンテナ・デポ用に180エーカーの土地を手に入れ、これまでに80エーカーの開発を完了、土地購入に90クロー(US$2263万)、建設に78クロー(US$1961万)を投じた。デポには鉄道軌道2本、クレーン3台、5500平米の倉庫、15万平米の舗装区画が設けられている。同社のPatli内陸デポは首都圏やその周辺に設けられた内陸デポの中で、西岸港への最短鉄道リンクを提供する。コンテナ列車がハリヤナ州Rewari/ラジャスタン州Jaipur/ラジャスタン州Ajmerを経由してMundraに至る所要時間は35時間。既に通関局の審査を受けており、試験運行に関する通知が間もなく届く見通しだ。第1段階では年間10万TEU(20フィート・コンテナ換算単位)の処理が可能で、デポ用地の開発が完了すれば40万TEUの処理が可能になる。
ALLは45~50クロー(US$1132万-1257万)を投じて2008年3月までにラジャスタン州Kishangarhの108エーカーの土地に別の内陸コンテナ・デポを開発する。車輌(rolling stock )に関しては現在2列車(rake)を有するが、2008年1月半ばまでに4列車を追加する。各列車は平型台車(flat wagon)45輌から成る。第1の列車はAjmer/Mundra間を週2回運行、第2の列車はPatli/Mundra間を週1回運行している。12月半ばまでに第3の列車が運行を開始、来年1月半ばまでにさらに3列車を投入すると言う。
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