2007-11-19 ArtNo.40294
◆アルミニウム産業、今後5年間にUS$251億投資
【ハイデラバード】インドのアルミニウム産業は今後5年間に10万クロー(US$251.446億)を投資し、急成長を遂げるものと見られる。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月15日伝えたところによると、インド・アルミニウム協会(AAI:Aluminium Association of India)のK.S.S. Murthy名誉書記は14日催された『INCAL(International Conference on Aluminium) 2007』に関する記者会見の席上、以上の見通しを語った。AAIは2007年11月21-23日、アンドラプラデシュ州Hyderabadで『2007年度第5回アルミニウム国際会議“INCAL 2007”』を開催する。
Murthy名誉書記によると、主要な投資はNalco、Hindalco、Vedanta等により行われるものと見られる。AAIは全国アルミニウム政策(national aluminium policy)草案を作成しており、中央政府に提出する。同草案は政策立案のための『background note』の役割を果たす。
Hindalco Industries LtdのShashi K. Maudgalマーケッティング担当社長によると、インドのアルミニウム消費は年率18%の成長を遂げており、世界平均の4.4%を上回る。国内生産能力は110万トンに達し、国内消費量は金属としては鉄鋼に次いで2番目に大きい。マッキンゼイ報告書によれば、インドのアルミニウム国内消費量は2015年までに275万トンに達する見通しだ。
INCALは4年に1度催され、アルミニウム産業の成長の軌跡を調査し、将来の方向性を示す役割を果たす。今回の3日間の会議では52の技術報告がなされ、トレード・ショーも同時開催されると言う。
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