2007-11-19 ArtNo.40293
◆Southern Iron and Steel、年産能力を2倍以上に拡張
【ムンバイ】JSWグループ企業Southern Iron and Steel Company Ltd(Siscol)は向こう3~4年間に年産能力を2倍以上の300万トンに拡張する計画だ。
ビジネス・スタンダードが11月15日、JSW SteelのJ K Tandon取締役の言として伝えたところによると、JSWグループは3000クロー(US$7.54億)の資本支出を通じて2011年までに年産能力を300万トンに拡大する。以上の拡張計画の一環として1500クロー(US$3.77億)を投じタミールナド州Salemのプラント製造能力を現在の年間30万トンから100万トンに拡張する計画に既に着手しており、2008年3月の完成を目指している。拡張後、Salem工場は国内最大の合金鉄製造施設になる。必要資金は銀行/金融機関からの借入やその他の方式を通じて賄う。
また原料供給を確保するため、Salemの2つの磁鉄鉱山の鉱業権を申請した。両鉱山の埋蔵量は1億5000万トンと見積もられ、鉄鉱含有率は42%。必要な認可を取得した後2年で操業を開始できる。Siscolは両鉱山に700~800クロー(US$1.76億-2.01億)を投資する計画で、これは内部余剰金で賄う。ちなみに100万トンの鉄鋼生産には、約600万トンの鉄鉱石を必要とする。
生産した合金鉄は全て国内で販売できる見通しだ。自動車部門の特殊鋼需要が拡大しており、世界の主要自動車メーカーが、インドにおける新工場の建設や既存工場の拡張を計画している。このため合金鉄の需要は数年内に200万~300万トンに拡大するものと見られる。トン当たり価格は現在2万8000~3万ルピーだが、需要拡大に伴い、最終製品をトン当たり3万2000~3万4000ルピーで販売できる見通しだ。
Siscolはマハラシュトラ州Mumbai拠点のJSW Steelを、22:1の株式スワップを通じて合併したと言う。
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