【ニューデリー】三井化学と同社子会社プライムポリマーがそれぞれ80%と20%出資してラジャスタン州ニムラナ(Neemrana)に設立した新会社Mitsui Prime Advanced Composites India PVT LTDがポリプロピレン(PP)自動車材の製造施設を建設する。
エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月13/14/15日伝えたところによると、新工場はニムラナ工業団地第3フェーズにある『Japanese Investment Park』の15エーカーの用地に設置され、初期投資額は30クロー(US$724万)、当初の年産能力は1万5000トンで、2009年第1四半期に操業を開始、ホンダやスズキなど日系自動車メーカーに製品を供給する。またTata Motorsなど現地自動車メーカーへの供給も視野に入れている。
Mitsui Prime Advanced Composites Indiaの木原敏秀社長は「第1期はインドで操業する日系自動車メーカーに重点を置き30クローを投資す。インドのPP自動車材需要に応じて将来投資は増えるだろう」と語る。
2006年7月にラジャスタン州工業開発投資公社(RIICO:Rajasthan State Industrial Development & Investment Corporation)とJETRO(日本貿易振興機構)が交わした了解事項覚書(MoU)で、RIICOはニムラナ工業団地の第3フェーズに日系企業専用の分譲地を期間限定で設けることを約束している。