SEAnews 2007-11-12 ArtNo.40272

【コルカタ】西ベンガル州Kolkataに拠点を置く新興自動二輪メーカーGlobal Automobiles Ltd (GAL)は11月7日、100ccオートバイ『Rock100』を、同クラスでは国内最安値の1万9990ルピー(US$483)で発売すると発表した。
エコノミック・タイムズとザ・ヒンドゥーが11月8日報じたところによると、『Rock100』は大手メーカーの100cc車より約1万ルピー(US$241)安い。Bajaj Autoの『Platina』は3万ルピー(US$724)、Hero Hondaの『CD Dawn』とTVS Motorの『Star City』はそれぞれ3万3000ルピー(US$797)。
業界アナリストは『Rock100』の価格は非常に魅力的だが、大手との競争に耐えられるかどうかは、数カ月様子を見る必要があると語る。
GALのSantanu Ghosh会長によると、『Rock100』は量産され、全国に出荷される。このため800店以上のディーラーを全国に展開する。市場の初歩的反応は上々で、ニッチ市場の開拓を目指す。
『Rock100』はコルカタの同社Hooghly工場で6カ月以上の時間と、10～12クロー(US$241万-290万)の資金を投じて設計／開発した。15人のチームがさらに3モデルの開発に取り組んでおり、150ccのギアレス・スクーターや、150ccと200ccのオートバイを近く発表する。『Rock100』は燃費に優れ、1リットル当たり125km走行できる。バングラデシュ、ネパール、スリランカへの輸出も計画していると言う。
2007年2月に操業を開始したばかりの同社は初年度の売上を400クロー(US$9658万)と予想している。『Rock100』は同社にとって2つ目の製品で、4月に発売した125ccオートバイ『Xpression』は西ベンガル州でこれまでに約1万台販売された。同社は当初年間36万台の自動二輪車を製造する計画で、これまでに16万台を受注したと言う。