2007-11-09 ArtNo.40263
◆RCom、IPTVでMicrosoftと排他的提携
【ムンバイ】Reliance Communications (RCom)とMicrosoftは11月5日、RComが2008年3月までの開始を目指すIPTV(TV over Internet Protocol)サービスで8年間の排他的提携を行うと発表した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレスが11月6日伝えたところによると、RComはIPTVプロバイダー向けのプラットフォーム『Mediaroom』のライセンス料としてMicrosoftに5億米ドルを支払う。RComはさらに5億米ドルをIPTVインフラの整備に投資する。
RComはムンバイとデリーの2万世帯でIPTVの試験放送を行ってきた。RComのAnil Ambani会長は提携発表の記者会見で、「2008年の早い時期に主要30都市でサービスを始め、その後、段階的に他の都市でも展開していく。国内の主要コンテンツ・プロバイダとも交渉中だ」と語った。
会見に同席したMicrosoftのSteve Ballmer最高経営責任者(CEO)は「排他的な契約を結んだ国はほかにはない。インドのIPTVは始まったばかりだが、12~24カ月で追いつくだろう。数千万の利用者を期待している」と語った。
IPTVサービスは1万3000都市と50万村落をカバーするRComの光ケーブル網を通じて提供される。料金は明らかにされていない。『Mediaroom』は高解像度デジタルテレビ、デジタルビデオ録画、ビデオオンデマンド、パーソナルメディアシェアリングなどの機能を備えている。
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