SEAnews 2007-11-07 ArtNo.40242

【ムンバイ】建設機械レンタル大手Gremach Infrastructure Equipment & Projects Ltdは中国石油天然気集団公司(CNPC:China National Petroleum Corporation)傘下の宝鶏石油機械有限責任公司(BOMCO:Baoji Oilfield Machinery Company)から陸上石油天然ガス掘削装置40基を、約10億米ドルで購入する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月2日伝えたところによると、さらに36基を追加購入するオプションをもち、BOMCOとの合弁も提案しているGremachは、シンガポールに掘削装置レンタル会社Petrogrema Energy Pte Ltdを設立した。
Petrogrema EnergyとGremach (oil and gas) DivisionのJ.K. Sharan最高経営責任者(CEO)によると、資金の66％は借り入れる計画で、スイスとスコットランドの大手銀行2行が融資を確約している。
掘削装置の価格は1基およそ2250万米ドル。内部利益率(IRR)36％、レンタル料1日3万5000米ドルとして、投資回収期間は2年半～3年になる。掘削装置の耐用年数はおよそ25年で、スクラップとしても10分の1の値で売却できる。
掘削装置の引き渡しは2008年第1四半期からスタート、3～4年で完了する。Petrogrema Energyはサウジアラビアの国営石油会社Saudi Aramcoと、湾岸地域で活動する石油メジャー数社からレンタルの確約を得ている。
掘削装置の基本部分はBOMCOが製作、トップドライブ装置やエンジンなど重要部品は米国から調達する。同様の掘削装置は米企業なども販売しているが、後者の価格はBOMCOの3倍にのぼる。