1995-11-22 ArtNo.4024
◆<比>大統領、石油産業自由化法案を緊急法案に指定
【マニラ】ラモス大統領は石油産業下流部門の自由化計画を盛り込んだ新法案を緊急法案とすることを承認した。
大統領府が20日発表したところによれば、緊急法案は下院において審理が優先される。ラモス大統領は「関係法案は国内石油産業の競争力と効率を高め、国際自由市場との融合を加速するもので、早急に採択されねばならない」と指摘した。
自由化は2段階に分けて進められ、第1段階では石油会社が、エネルギー局への登記を済ませ、国内規格を満たす限り製油所を設けたり、原油や石油製品を輸入するのを認める。またシンガポールをモデルに国内石油製品の価格と国際価格をリンクした自動調整システムを導入する。第2段階では国内市場は完全に自由化される。しかし関係法案には第1段階から第2段階への移行のタイム・テーブルは含まれていないと言う。(BT:11/21)
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