2007-11-05 ArtNo.40235
◆冷却ガス最大手GFL、風力発電事業にUS$14億投資
【ムンバイ】Inoxグループ傘下の冷却ガス最大手Gujarat Fluorochemicals (GFL)が発電事業に進出する。
ビジネス・スタンダードが10月31日伝えたところによると、GFLは今後5年間に6000クロー(US$14億4867万)を投じ、1000MW(メガワット)の風力発電施設を設ける計画だ。
GFLのDeepak Asher副社長(企業財務)によると、同社は英国のコンサルタント会社の支援を得て事業化調査と技術協力パートナー及び合弁パートナーの選定を行っており、大手風力エネルギー設備メーカー数社と交渉を進めている。
試験プロジェクトとしてマハラシュトラ州Gude Panchganiに160クロー(US$3863万)を投じて23.1mwの風力発電施設を建設、マハラシュトラ州電力局(MSEB:Maharashtra State Electricity Board)と13年間の電力供給契約を結んだ。
Asher氏によると、風力など再生可能なエネルギー・ビジネスは、環境汚染や異常気象の多発に対する懸念が高まる中で、今後著しい成長を遂げるものと見られる。取り分け風力エネルギーは同社の主要投資分野になる見通しだ。
GLFはマハラシュトラ州、ラジャスタン州、カルナタカ州、タミールナド州などの他、スリランカ、インドネシアなど、海外への投資も検討している。投資資金は内部資金と借入れで賄うと言う。
|