2007-11-05 ArtNo.40233
◆Ispat、MP州にUS$3.77億投じ3施設建設
【ニューデリー】Ispat Industries Ltd(IIL)は1500クロー(US$3.77億)を投じ、マドヤプラデシュ州に年産100万トンのコークス炉、105万トンの石炭洗浄・選鉱施設(coal washery and beneficiation plant)、150MW(メガワット)の自家発電施設を設ける計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月31日、州政府筋の言として報じたところによると、IILは最近、マドヤプラデシュ州政府が経営するマドヤプラデシュ貿易投資振興公社(MPTIFCL:Madhya Pradesh Trade and Investment Facilitation Corporation Ltd)と関係覚書を取り交わした。IILは特殊会社(special purpose vehicle)を設立してプロジェクトを進める計画だが、覚書の内容を実行に移すのは、必要な全ての認可を取得した後になる。IILは既に石炭鉱区の割当を申請しており、州政府は手続き処理を加速する方針だ。
IILは現在コークス用炭を輸入しているが、プロジェクトが完成すれば、輸入依存を軽減し、生産コストも引き下げられる。
IILは鉄鋼年産能力を現在の300万トンから500万トンに拡張する計画に取り組んでおり、3施設の建設は、同社がこれ以前に発表した事業拡張計画の一環でもある。IILは最近、マハラシュトラ州政府と、2000クロー(US$5.03億)を投じ同州Dolviの鉄鋼プラントを拡張する覚書を交換した。
この他、IILはアンドラプラデシュ州Visakhapatnamに900クロー(US$2.26億)を投じ、年産450万トンのペレット工場を設ける計画に参加する可能性を検討している。
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