2007-11-05 ArtNo.40231
◆FieldMarshal、電気自動車市場進出準備
【ムンバイ】最近、圧縮天然ガス(CNG)三輪車『Pal CNG Rickshaw』を発表したグジャラート州Rajkot県に本拠を置くP.M.Diesels Pvt Ltd(Fieldmarshalグループ)は、電気三輪車と電気四輪車市場進出を目指している。
ビジネス・スタンダードが10月31日報じたところによると、FieldMarshalは豪シドニーに本拠を置く技術/プロジェクト開発会社Farnow Technologiesと協力契約を結んだ。同契約に基づきFieldmarshalは、Farnowの技術協力を得て最大積載量350kg/乗客3人乗りの電動三輪車と、最高時速70~80km/hの小型電気四輪車を製造する。
Fieldmarshal幹部によると仕様は未定だが、三輪車の価格は14万ルピー(US$3380)、四輪車は17万5000ルピー(US$4225)になりそうだ。同社は両車種を販売する全ての都市で5kmごとに充電済み電池を備えた電池交換所を設置する計画。試作車の製作が目下行われており、インド車両検査協会(ARAI:Automotive Research Association of India)の検査を経て1年半内に発売する計画だ。
Fieldmarshalは現在、Rajkot県Shaparの新工場でディーゼル/ガソリン/LPG三輪車を製造している。同工場の月産能力は1000台で毎月450台を製造。過去6カ月間に1500台を輸出した。ガソリン車はエジプト、スーダン、ナイジェリアに、ディーゼル車はケニア、タンザニア、エチオピアに、それぞれ輸出、収入に占める輸出の比率を2年内に40%にすることを目指している。
FieldmarshalのS.S.Joglekar取締役によると、インドの三輪車市場は年間50万台に達し、10万台以上を輸出している。1年内にグジャラート州のCNG三輪車市場の10~15%のシェア獲得を目指す。乗客定員5人の『Pal CNG Rickshaw』の価格は13万ルピー(US$3138)で、ShaparのPanchnath Autoの協力の下に販売すると言う。
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