2007-11-05 ArtNo.40230
◆ゴーン社長、ルノーの商用車進出でEicherと会談か
【ムンバイ】Renault-Nissan連合のCarlos Ghosn社長は10月30日、インドにおけるNissanとAshok Leylandの小型商用車合弁事業の包括契約に調印したのち、インド商用車市場へのRenaultの進出についてEicher Motorsと会談を行ったようだ。
ビジネス・スタンダードが10月31日伝えたところによると、世界の商用車市場において強力なプレゼンスを持つRenaultはインド市場で戦略的パートナーを求めている。Eicher Motorsはインド第3位の商用車メーカーだが、Tata MotorsとAshok Leylandに水をあけられている。
RenaultとEicher Motorsの提携が実現すれば、NissanとRenaultはインド商用車市場で競争相手として対峙することになる。Renault IndiaのSylvain Bilaine重役(MD)は「Eicher Motorsとの会談については否定もできないし肯定もできない。パートナーを求めているが、現段階でコメントは控えたい」と語った。
Renaultのほか商用車世界第1位のDaimlerChrysler、同第2位のVolvo、さらにはMahindra and Mahindra (M&M)と米Navistar子会社International Truck and Engine Corporation(ITEC)の合弁会社がEicher Motorsに関心を示している。
Eicher Motorsは「2007年7月24日の重役会の承認に基づき戦略的提携の機会を探っており、数社と話し合いも行っている。しかし現時点で、提携の性格は決まっておらず、いかなる方面とも合意には至っていない」としている。
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