SEAnews 2007-10-29 ArtNo.40214

【ニューデリー】自動二輪車メーカーBajaj Autoは3000米ドルの小型車プロジェクトでRenault-Nissan連合と提携する。消息筋によると、Bajajが主動し、Renault-Nissan連合がこれを支援する形になる。
エコノミック・タイムズが10月26日報じたところによると、Bajajは車両の開発／製造のほか、同社の自動二輪ディーラー網を通じて販売も行う。この提携は小型車（乗用車／トラック）に限られ、Renault-Nissan連合のハイエンド製品は他の現地パートナーと組んで販売が行われるものと思われる。
Ashok Leylandとの提携を発表するためインドを訪れるRenault-Nissan連合のCarlos Ghosn社長は10月29日にBajaj首脳と会い、マハラシュトラ州Chakanの同社自動二輪工場も訪問する予定。
ある業界関係者は「Renault-Nissan連合の支援はエンジンと伝動装置よりも車台と車体の設計に重点が置かれるのではないか」とみている。現在、事業化調査が行われており、2カ月以内に正式決定が出るもよう。
Renault-Nissan連合はインドにおいて製品／プロジェクトごとに提携を組む方式を取っているようにみえる。Renaultは『Logan』の生産でMahindra & Mahindraと提携、Nissanは商用車の生産でAshok Leylandと提携した。
Renault-Nissan連合とBajajとの提携には小型商用車も含まれ、Ashok Leylandとの提携と競合する。小型商用車の人気は急上昇中で、Nissan-Ashok LeylandとNissan-Renault-Bajajの製品はMahindra & MahindraやPiaggioなどの製品とも競争することになる。