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2007-10-24 ArtNo.40186
◆Posco、メガ製鉄所建設地の移転示唆
【ブーバネスワル】オリッサ州に5万1000クロー(US$128.24億)を投じて年産1200万トンのスチール・プラントを設けることを計画する韓国の鉄鋼メーカー、Poscoは21日、凄惨な住民との衝突事件を招くよりは、プロジェクトを別の場所にシフトする考えを明らかにした。
インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月21/22日伝えたところによると、Posco取締役会は20日当地で会議を催したが、同社のスポークスパースン、Sashank Patnaik氏は、同社としては凄惨な衝突事件を引き起こすよりは、他の地に建設地を移すことを選択すると語った。
インド共産党(CPI:Communist Party of India)のA B Bardhan総書記はManmohan Singh首相に対して、「もしオリッサ州政府がPOSCOプロジェクトのために強硬手段に訴えるなら、凄惨な衝突を引き起こす恐れがある」と懸念を表明した。
Patnaik氏によると、POSCOはビジネスのために来たのであり、オリッサ州Jajpur県Kalinga Nagarや西ベンガル州Nandigramで発生したような社会不安を引き起こすことは望まないと言う。
POSCO職員が過去2週間に2度にわたり反対住民に拘束され、その後解放される中で、プロジェクトの先行きに対する懸念が益々高まっている。
POSCOのKu-taek Lee重役(CEO)は19日、「2008年4月1日に建設工事を開始する」と宣言したが、オリッサ州政府のNaveen Patnaik首席大臣は21日、「POSCOは地元住民と協調しつつプロジェクトを進めることを望んでおり、もし住民の同意が得られないなら、POSCOは他の道を選ぶかも知れない」と語った。
一方、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが23日伝えたところによれば、Patnaik首席大臣は22日、「POSCOはJagatsinghpur県以外の地にプロジェクトを移すことを計画していない」、「POSCOは先行きに明るい見通しを抱いており、プロジェクトは当初計画通りJagatsinghpurで実行される」、「州政府は全ての必要な支援を提供する。何故なら鉄道、幹線道路、港湾等のインフラを整備する必要があるからだ」等と指摘したと言う。
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