2007-10-22 ArtNo.40173
◆三菱電機、IBM等と提携し自動車業界にMES提供
【プネー】三菱電機は、インド国内の大手自動車メーカーに総合的な『製造管理実行システム(MES:Manufacturing Execution System)』を提供するため、地元ディストリビューターのMessung Systems及びIBMとコンソーシアムを組織した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月19日伝えたところによると、三菱電機はPLC(Programmable Logic Controller)とその他全ての関連ハードウェアーの提供を、IBMは工場自動化ハードウェアと顧客のERP(enterprise resource planning)を統合するためのソフトウェア・プラットフォームの提供を、それぞれ手掛け、Messungは、こうしたハードウェア/ソフトウェアの据え付け/保守に関わるフロント・エンド業務を担当する。
Messung SystemsのFarook Merchant会長兼MDによると、これによりエンド・ユーザーにワンストップのMESソリューションを提供できる。インドにおける製造業務をこれから開始するような自動車メーカーをターゲットにしているが、既に工場自動化システムを導入している企業が、この種の自動化システムをERPと統合する際にも、MESを利用できる。MESはまた自動車以外の業界向けにもカスタマイズできる。インドのMES市場規模は150クロー(US$3772万)前後と見積もられる。Maruti Suzuki Ltdは2001年に30クロー(US$754万)を投じMESを導入したと言う。
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