2007-10-19 ArtNo.40160
◆L&T、タミールナド州を港湾/造船事業の優先候補地に
【コインバトール】Larsen and Toubro(L&T)は3000クロー(US$7.43億)を投じて港湾と造船施設を設けるため候補地を物色して来たが、今やタミールナド州に照準を合わせ、最後の詰めを進めている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月18日伝えたところによると、L&TのA.M. Naik会長兼MDは、タミールナド州Malumitchampattiに設けられたCoimbatore成長センターの新施設起工式の席上、同紙に以上の消息を語った。
それによると、同社はタミールナド州とグジャラート州を、港湾/造船事業の候補地として秤にかけて来た。グジャラート州政府は、好きな場所に好きなだけの土地を用意することを保証したが、技術労働者の存在が決めてになり、同社はタミールナド州を選んだ。しかし州政府の認可手続きが一層遅れるなら、建設地をグジャラート州にする他ない。11月の第1週までに方針を決める。
別会社を設けて、港湾/造船プロジェクトを進める。世界的に造船需要、取り分け遠洋航海用の船舶の需要が大きい。新プロジェクトは5000人の就業機会を創出する見通しだ。
L&Tは現在グジャラート州Haziraに小型造船所を有し、オランダやロシアの海運会社の注文に応じ、船舶を製造している。
L&Tはまた三菱重工業との超臨界圧ボイラー製造プロジェクトと発電用タービン・プロジェクトの製造拠点をHaziraに設ける方針を決めた。しかしグジャラート州政府から用地の割当を受けることが前提になる。
L&Tはタミールナド州政府とグジャラート州政府による関係用地の割当の可否が共に2週間以内に明らかになるよう望んでいる。
コインバトール成長センターには、石油供給ポンプ・システム製造施設/精密工具製造施設/電気システム用エンジニアリング施設/管理施設が設けられ、第1期プロジェクトでは2000人、第2期プロジェクトでは7000~8000人の就業機会が創出される。製品の30%を輸出することも目指されていると言う。
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